化学療法中患者の看護
抗がん剤投与前
・薬剤の性質、治療計画とレジメンの理解、投与順序、使用機材の選択などを確認。
・患者さんの全身状態や抗がん剤投与により予測される副作用を確認。
・患者や家族の治療に対する理解と同意についても確認。
・がん薬物療法や抗がん剤に対するオリエンテーションを行う。
・投与中の急性症状(血管外漏出、過敏症・アナフィラキシー、インフュージョンリアクションなど)に対応する準備が必要。
・投与前の確認項目の例 ・レジメン名・対応疾患・体表面積・投与スケジュール・休薬期間・標準投与量・投与時の注意点など。
投与目的: 術前化学療法、術後補助的化学療法、症状緩和
薬剤毒性の特徴: 投与後早期に出現する副作用の内容
薬剤の安定性に関する特徴: 配合変化、光の影響、投与時間
器材選択に関する特徴: フィルター、DEHP・PVCフリールート使用の有無
抗がん剤投与中
・薬剤の準備
・必ず受け持ち看護師と他者のダブルチェックで「6R」を照合する。
① Right drug :正しい薬剤
② Right dose:正しい量
③ Right route:正しい方法
④ Right time:正しい時間
⑤ Right patient:正しい患者
⑥ Right purpose :正しい使用目的
・薬剤の曝露予防のために個人防護服を装着。(ゴーグル・マスク・ガウン・手袋)
・血管確保
・弾力性に富み、蛇行が無い血管で、関節の影響が少ない部位を選択し、生理食塩水などを利用して血管確保。
・同一血管へのやり直しや、採血実施部位より下流での血管確保は漏出のリスクを上昇させる。
・穿刺針の太さは点滴を流入させる目的のためには22G程度が適当だが、患者の血管や太さに合わせて22~24Gを選択し穿刺。
・・・・続きは下のPDF参照
file:///C:/Users/81801/Documents/化学療法中の患者の観察ポイント.pdf
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